AI-Starter 3.0.1
AI-Starterの最新バージョン3.0.1をリリースいたしました。
主な更新内容
- 新しいAIモデルの対応
- AgentCore Runtimeとの連携オプションの追加(β版)
- その他の細かなバグ修正・機能改善
1. 新しいAIモデルの対応
以下のAIモデルを新たにサポートいたしました。
- OpenAI GPT-5シリーズ
- Azure OpenAI GPT-5シリーズ
- Azure OpenAI Model Routerの最新版
- Claude Opus 4.1
GPT-5シリーズのモデルごとの特徴は以下の通りです。現時点では回答生成に時間がかかる傾向にありますが、高い回答品質を提供します。シリーズ全体を通してコストは安い傾向にあります。
- GPT-5:コーディング、推論、エージェントタスクなど、様々な分野における私たちの主力モデルです。
- GPT-5 Mini:スピードとコストのバランスに優れたモデルです。
- GPT-5 Nano:超低レイテンシと低コストに特化したモデルです。
- GPT-5 Chat:ChatGPT(Webアプリ)で現在使用されているGPT-5スナップショットのモデルです。
Azure OpenAI Model Routerは、質問応答におけるモデル選択を自動化するためのモデルです。 今回のアップデートでは、2025-08-07のバージョンをサポートしました。 既に有効済みの場合は、Azure OpenAIのマネジメントコンソール上で、対象リソースのバージョンを2025-08-07に更新してください。 当該バージョンで利用されるモデルは、以下の公式ドキュメントをご確認ください。
https://learn.microsoft.com/azure/ai-foundry/openai/concepts/model-router#underlying-models
Claude Opus 4.1は、最上位モデルOpus 4の最新版です。全体的に性能が向上しており、特にコーディング性能の飛躍的向上が見られます。 以前と同様に、コストは高く、回答生成に時間がかかる傾向にありますが、高い回答品質を提供します。
https://www.anthropic.com/news/claude-opus-4-1
その他、現在サポートしているモデルの一覧については、以下のガイドをご参照ください。
2. AgentCore Runtimeとの連携オプションの追加(β版)
AgentCore Runtimeとの連携オプション(BedrockAgentCoreRuntime)をリリースいたしました。
AgentCoreは、AWSからプレビュー版で提供開始された、AI エージェントを安全にデプロイ、実行、スケールするための新しいサービスです。 中でもAgentCore Runtimeは、エージェントをホストするサーバレス環境になります。
今回のアップデートで、AI-StarterからAgentCore Runtimeを実行するためのオプションを提供開始い たしました。 当該オプションはβ版として提供いたします。 AgentCoreとの連携の詳細は、サポート窓口までお問い合わせください。
また、現在サポートしているオプション一覧については、以下のガイドをご参照ください。
おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございます。 AI-Starterは、ユーザーの皆様からのフィードバックを原動力として継続的な改善に取り組んでおります。 今回のアップデート内容をご確認いただき、ご意見やご要望がございましたら、ぜひお寄せください。 皆様のご意見がAI-Starterのさらなる進化につながります。 今後のアップデートにもご期待ください。