アシスタント一覧
このドキュメントでは、AI-Starter のアシスタント機能について解説します。アシスタントは、さまざまな生成 AI モデルとオプションを組み合わせることで、ユーザーのニーズに合ったコンテンツ作成を支援します。
対応モデル
AI-Starter は多様な生成 AI モデルに対応しており、利用可能なモデルは環境によって異なります。
各モデルの特徴
以下は開発チーム内での評価に基づくもので、各モデルにはそれぞれ異なる強みと特徴があります。
- Nova系: 低価格で利用できるモデルです。
- Claude系: 文章の理解力が高く、安定した性能を持つモデルです。
- Gemini系: コストパフォーマンスと情報処理能力に優れたモデルです。
- OpenAI系: 汎用性が高く、最先端の技術を取り入れたモデルです。
サポートモデル一覧
テキスト生成系
- AWS
- Claude(jp, global, us, asia のクロスリージョン推論対応)
- Claude Haiku 4.5
- Claude Sonnet 4.5
- Claude Sonnet 4.5 Thinking
- Claude Opus 4.5
- Nova(us, asia のクロスリージョン推論対応)
- Nova Micro
- Nova Pro
- Nova Premier
- Nova 2 Lite
- Claude(jp, global, us, asia のクロスリージョン推論対応)
- Azure
- Azure AI Foundry
- Model Router
- GPT-5.1
- Grok 3(試験提供)
- Azure OpenAI(近日サポート廃止予定)
- GPT-5 Mini
- GPT-5 Nano
- GPT-5 Chat
- GPT-4.1
- Azure AI Foundry
- Google
- Gemini 2.5 Flash-Lite
- Gemini 2.5 Flash
- Gemini 2.5 Pro
- Gemini 2.5 Flash-Lite Latest
- Gemini 2.5 Flash Latest
- Gemini 2.5 Flash Image Preview (Nano Banana)(テキスト+画像生成)
- Gemini 3 Pro Preview
- OpenAI
- GPT-5.1
- GPT-5 Mini
- GPT-5 Nano
- GPT-5 Chat
- GPT-5 Search API(Web検索機能組み込みモデル)
- GPT-5 Codex(コーディング最適化モデル)
画像生成系
- AWS
- Nova Canvas
- Azure
- Azure AI Foundry
- GPT-Image-1
- GPT-Image-1 Mini
- Azure AI Foundry
- Google
- Imagen 4
- Imagen 4 Ultra
- OpenAI
- DALL·E 3
- GPT Image 1
- GPT Image 1 Mini
備考
- 一部のモデルは動画入力に対応していますが、AI-Starter では現在サポートしていません。
- プレビューモデルや実験モデルは、プロバイダー側の都合により予告なく利用停止される場合があります。あらかじめご了承ください。
関連情報
おすすめのモデル
| 内容 | 推奨モデル |
|---|---|
| 一般的な質問応答 | Claude Sonnet 4.5 |
| 高度な質問応答 | Claude Opus 4.5 |
| 創造的なライティング | Claude Sonnet 4.5 |
| コーディング | Claude Opus 4.5 / GPT-5 Codex |
| 高度なコーディング | Claude Opus 4.5 / GPT-5 Codex |
| ビジネス文書作成支援 | Claude Sonnet 4.5 |
| 翻訳支援 | Claude Sonnet 4.5 |
| 長文読解 | Gemini 2.5 Flash |
| 画像に関する質問 | Gemini 2.5 Flash |
| テキストファイルに関する質問 | Gemini 2.5 Flash |
| PDF ファイルに関する質問 | Gemini 2.5 Flash |
| スプレッドシートファイルに関する質問 | Claude Opus 4.5 |
| 画像生成 | Imagen 4 Ultra |
| Web検索 | GPT-5 Search API / Gemini 2.5 Flash |
| とりあえず試したい | Nova 2 Lite |
オプション
AI-Starter のアシスタントは、生成 AI モデルとさまざまなオプションを組み合わせることができます。 オプションを活用することで、より高度なコンテンツ作成が可能になります。設定方法については、社内管理者を通じてサポート窓口までお問い合わせください。
RAG関連
独自のデータを元にした回答生成を行うためのオプションです。
| オプション名 | 説明 |
|---|---|
| KendraRetrieval | Amazon Kendra を用いた RAG オプションです。任意のモデルと組み合わせて柔軟に利用できます。 |
| BedrockKnowledgeBasesRetrieval | Amazon Bedrock Knowledge Bases を用いた RAG オプションです。任意のモデルと組み合わせて柔軟に利用できます。 |
| BedrockKnowledgeBasesRetrieveAndGenerate | Amazon Bedrock Knowledge Bases を用いた RAG オプションです。モデルは制限されますが、検索から生成まで一貫して行える簡易 RAG オプションです。 |
オプションの選択基準は以下の通りです。
- 基本的には BedrockKnowledgeBasesRetrieval を利用します。
- キーワード検索重視の場合は、KendraRetrieval を利用します。
- 簡単に構築したい場合は、BedrockKnowledgeBasesRetrieveAndGenerate を利用します。
エージェント関連
エージェントを構築するためのオプションです。
| オプション名 | 説明 |
|---|---|
| OpenAIResponsesAPI | OpenAI の組み込みツールを活用してエージェントを構築できるオプションです。 |
| BedrockAgentCoreRuntime | AgentCore Runtime を利用してエージェントを構築できるオプションです。 |
OpenAI Responses API オプション
OpenAI の組み込みツールを活用してエージェントを構築できるオプションです。
AI-Starter では、以下のツールをサポートしています。今後、サポートするツールが増える予定です。
- File search:ファイル検索
- Web search:Web検索
BedrockAgentCoreRuntime オプション
AgentCore Runtime を利用してエージェントを構築できるオプションです。
AgentCore Runtime は、エージェントをホストするサーバレス環境になります。 AI-Starter から AgentCore Runtime を実行するためのオプションです。 当該オプションはβ版です。
Web検索関連
Web検索系のオプションです。
| オプション名 | 説明 |
|---|---|
| WebPages | Web ページから情報を取得するスクレイピングオプションです。 |
OpenAI が利用可能な場合、オプションに関わらず、以下のモデルでWeb検索機能を利用できます。 入力情報の取り扱いについては、OpenAIのWeb検索機能を参照してください。
- GPT-5 Search API:Web検索機能備え付きのGPT-5モデル(推奨)
- OpenAIResponsesAPI オプション:Web検索ツールを利用したエージェント(動作が不安定な場合があります)
Gemini が利用可能な場合、オプションにかかわらず、以下のモデルでWeb検索機能を利用できます。 入力情報の取り扱いについては、GeminiのWeb検索機能を参照してください。
- Gemini 2.5 Flash-Lite
- Gemini 2.5 Flash
- Gemini 2.5 Pro
- Gemini 3 Pro Preview
- Gemini Flash-Lite Latest
- Gemini Flash Latest
Nova が利用可能な場合、オプションに関わらず、以下のモデルでWeb検索機能を利用できます。 現時点ではUSエリアのみ対応しています。 入力情報の取り扱いについては、NovaのWeb検索機能を参照してください。
- Nova 2 Lite
WebPages オプション
Web ページから情報を取得するスクレイピングオプションです。 スクレイピングとは、Web ページの HTML 構造を解析し、必要な情報を抽出する技術です。
WebPages オプションでは、以下の方法で情報を取得できます。
- 事前に指定した Web ページの URL から情報を収集
- ユーザーが入力した URL から情報を収集
ファイル入力関連
ファイル入力系のオプションです。
| オプション名 | 説明 |
|---|---|
| StorageFiles | ローカルでアップロードしたファイルを入力として利用するオプションです。 |
| GoogleDriveFiles(β版) | 管理画面で指定した Google Drive のファイル内容を会話に組み込むことができるオプションです。 |
StorageFiles オプション
ローカルからアップロードしたファイルをアシスタントの入力として使用できます。 たとえば、PDF ファイルをアップロードし、その内容に関する質問を行うことが可能です。どの設定を有効化するかは、アシスタントごとに選択できます。
詳細は、ファイル添付の対応状況を参照してください。
GoogleDriveFiles オプション
Google Drive のファイルをアシスタントの入力として使用できます。 現在、取り込むことが可能なファイルは、以下の通りです。
- Google ドキュメント
- Google スプレッドシートの1シート目
利用には、Google Drive のファイル ID の指定が必要です。
補足情報
生成 AI モデルの比較
生成 AI モデルの比較については、以下の外部サイトが参考になります。ただし、情報は随時更新されるため、常に最新情報と信頼性を確認してください。