AI-Starter 3.0.5
AI-Starter の最新バージョン 3.0.5 をリリースしました。
主な更新内容
- 新規 AI モデル対応
- Azure AI Foundry のサポート
- セッション管理の改善
- 会話履歴の保存期間の変更
- その他のバグ修正・機能改善
1. 新規 AI モデル対応
複数の最新 AI モデルのサポートを追加しました。対応モデルの一覧は以下をご参照ください。
Claude Opus 4.5
Anthropic の最新フラッグシップモデル Claude Opus 4.5 のサポートを追加しました。高度な推論能力と創造性を兼ね備えたモデルです。トークン効率が向上しており、以前の Opus シリーズよりも料金が抑えられる傾向にあるため、会話回数制限はデフォルトの 100 回に設定しています。
GPT-5.1 / GPT-5.1 Thinking
OpenAI の GPT-5.1 と、推論機能を強化した GPT-5.1 Thinking のアシスタントを追加しました。Thinking モデルでは reasoningEffort パラメータによる推論レベルの調整が可能です。
Gemini 3 Pro Preview
Google の Gemini 3 Pro Preview モデルのサポートを追加しました。thinkingLevel パラメータによる思考レベルの制御に対応しています。
Amazon Nova 2 Lite
Amazon Bedrock の Nova 2 Lite モデルを追加しました。組み込みのコード実行機能を備えており、US リージョンのクライアントでは Web 検索機能にも対応しています。組み込みツールを利用する際は、追加の IAM ポリシー(bedrock:InvokeToolWithResults)の設定が必要です。ご利用を希望の場合は、サポート窓口までお問い合わせください。
2. Azure AI Foundry のサポート
Azure には現時点で 2 つのプラットフォームがあります。Azure OpenAI Service と Azure AI Foundry です。Azure OpenAI Service は従来の OpenAI API を利用できます。一方、Azure AI Foundry は Azure OpenAI を含むさまざまなモデルを利用可能な次世代プラットフォームです。AI-Starter では今後、Azure AI Foundry の利用を推奨します。
3. セッション管理の改善
認証セッションの有効期限を柔軟に設定できるようになりました。session_max_days パラメータによりセッション期間をカスタマイズできます(デフォルトは 30 日)。また、この変更に伴い、Entra ID でユーザーロールが多い場合にログインできない事象が解消される見込みです。
4. 会話履歴の保存期間の変更
会話履歴の保存期間を 30 日に変更しました。事前周知のとおり、この変更に伴い「チャット開始から 30 日以上経過した履歴」は削除されます。あらかじめご了承ください。
おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございます。AI-Starter は皆さまからのフィードバックを原動力として継続的に改善しています。本バージョンの変更点をご確認いただき、気づいた点やご要望があればぜひお知らせください。今後のアップデートにもご期待ください。
